デイトレ振り返り|日足ピボットと200SMAが重なる「戻り」を売る
週足と日足でボリンジャーバンドが下向きに広がるのを確認し、15分足で日足ピボットと200SMAが重なる戻りを売りました。売る理由・売る場所・売る条件・決済の位置を順番に振り返ります。
10月1日に、GBP/USD(英ポンド/米ドル)をショートして、+46.8pipsで利確しました。
週足と日足で下落の勢いが強まっていることを確認し、15分足で戻りを売ったトレードです。売った場所は、日足ピボットと200SMAの2つが重なる価格でした。
この記事では「なぜ売ったのか」「どこで売ったのか」「どこで決済したのか」を、チャートと一緒に順番に振り返ります。
トレードの記録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通貨ペア | GBP/USD |
| 売買 | ショート(売り) |
| エントリー | 2026年10月1日 16:11/1.32647 |
| 損切り | 1.32698(エントリーから5.1pips上) |
| 利確 | 1.32179 |
| 決済 | 2026年10月1日 17:40/1.32179(利確) |
| 保有時間 | 約1時間30分 |
| 結果 | +46.8pips |
※GBP/USDでは、1pips=0.0001です。
損切り幅5.1pipsに対して、利益は46.8pipsです。損切り幅の約9倍の利益を取れました。
前日の米国の経済指標を受けて、ドル高の流れが続いていた
今回は、ファンダメンタルズとテクニカルの両方に、売りの理由がありました。
ファンダメンタルズの理由は、ドル高の流れです。前日に発表された米国の経済指標を受けて、ドルが買われやすい状態が続いていました。
GBP/USDは、ドルが買われると下がる通貨ペアです。ドル高の流れが続いているなら、売りが有利になります。
週足と日足で、ボリンジャーバンドが下向きに広がっていた
テクニカルでは、まず週足と日足で、下落の勢いがあるかを確認しました。
使ったのはボリンジャーバンドです。ボリンジャーバンドは、移動平均線(中央の赤い線)の上下に、値動きの幅から計算した線を引いた指標です。値動きが大きくなるとバンドの幅が広がり、値動きが小さくなると幅が狭まります。
バンドの幅が広がることを「エクスパンション」と呼びます。価格がバンドの下側に沿って下がりながら幅が広がっていれば、下落の勢いが強まっていると読めます。
週足:価格がバンドの下側まで下がってきている
週足では、価格がバンドの上側から下側まで、一気に下がってきています。バンドの幅も、外側に向かって広がり始めています。
日足:9月の半ばから、バンドの下側に沿って下がっている
日足では、9月の半ばから、価格がバンドの下側に沿って下がっています。下側のバンドも、大きく下に開いています。
週足と日足の両方で下落の勢いが強まっていたので、「売り」を狙うと決めました。
15分足では、日足ピボットと200SMAが重なる場所まで戻るのを待った
売りの方向が決まったので、次は15分足で「どこで売るか」を決めます。
狙ったのは、次の2つが重なる価格です。
- 日足ピボットのPP(白い点線・1.32647):前日の高値・安値・終値から計算した、その日の中心になる価格
- 15分足の200SMA(赤い線):直近200本のローソク足の終値の平均をつないだ線
ピボットは、多くのトレーダーが見ている価格の目安です。200SMAも、長い期間の平均なので、流れの目安として多くのトレーダーが見ています。どちらも、価格が止まったり反発したりしやすい線です。
価格はこの日の午前中に、この2つの線を下に抜けました。その後、1.3245付近まで下がってから、2つの線の近くまで戻ってきています。
一度下に抜けた線は、価格が戻ってきたとき、今度は上昇を止める「壁(レジスタンス)」になりやすくなります。今回は2本の線が近い価格にあるので、上昇を止められやすい場所です。
下落の流れの中で、一時的に上がったところを売ることを「戻り売り」と呼びます。今回は、価格が日足ピボットのPPまで戻ってきた16:11に、1.32647で売りました。
損切りは2つの線の少し上、利確は日足ピボットのS1に置いた
損切り:2つの線の少し上の1.32698
損切りは、日足ピボットのPPと200SMAの少し上の1.32698に置きました。エントリーから5.1pips上です。
価格が2つの線を上に抜けたら、「ここで上昇が止められる」というシナリオは崩れたと判断できるからです。
利確:日足ピボットのS1(1.32179)
利確は、日足ピボットのS1(緑の点線・1.32179)に置きました。S1は、PPの下にある1つ目のサポートの目安です。
結果:約1時間30分で利確ラインに届いた
売った直後に大きな陰線が出て、価格は一気に下がりました。
その後も大きく戻ることなく下落が続き、17:40に日足ピボットS1の1.32179で利確しています。
今回は、上昇を止める2つの線のすぐ上に損切りを置けました。そのため損切り幅は5.1pipsで済み、利益はその約9倍になりました。壁になる線の近くで売ると、損切りを近くに置けるので、損切り幅に対して大きな利益を狙えます。
同じ形を見つけたら、この順番で確認する
このトレードでは、上位足で「売りの方向」を決めてから、15分足で「売る場所」と「決済する場所」を決めていました。
同じような場面を見つけたら、次のチェックリストで確認してみてください。
- 週足のボリンジャーバンドが広がり、価格がバンドの下側まで下がっている
- 日足でも、価格がバンドの下側に沿って下がり、バンドが広がっている
- 15分足で、日足ピボットのPPと200SMAが近い価格にある
- 価格が、その2つの線を一度下に抜けている
- 価格が、その2つの線の近くまで戻ってきている
- 損切りを、2つの線の少し上に置ける
- 利確の目安になる日足ピボットのS1が下にある
- ドルが買われやすいファンダメンタルズがある(今回は前日の米国の経済指標)
まずは、よく見ている通貨ペアで、15分足に日足ピボットと200SMAを表示してみてください。2つの線が近い価格に並んでいる場面が見つかったら、価格がそこへ戻ってきたときの動きを観察してみましょう。
掲載しているのは筆者自身の取引結果であり、将来の成果を保証するものではありません。本サービスは投資助言ではなく、教育コンテンツの提供です。



